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電子書籍で英語の勉強

せっかくブログをはじめたので今読んでいる本のこと書いてみます。

Kindleのニューバージョン、Kindle Fire HDなるものが発売されるというニュースが流れてましたね。
たぶんアメリカだけ?日本ではまだKindle自体発売されてないのかな?

itchyは海外で4年程仕事してまして、先月日本へ帰ってきました。
就職活動するために。。。
まあ就活の話は別の機会にしたいと思います。

本が好きなものでアメリカにいるときにKindleを買いました。
今となってはもうオールドバージョンですが、まだまだ使えます。

Wifi環境であればいつでも、世界中どこからでもamazon usaから電子書籍を買うことができるので、
洋書を買って読むにはかなりいい。いま円高だからよけい安く購入できるのではないでしょうか。

ちなみにいま読んでる本はこれ



英語の勉強も兼ねて読んでいます。
ちなみに日本語バージョンもあります。



amazon usaではカスタマーレビューが1200件以上もあるので、
アメリカではかなり売れてるんじゃないでしょうか。
日本ではそうでもないみたいですが。。。

実はitchyは以前、生命科学の研究者をやってまして、
この本に書かれてることには多少なりとも縁があるのです。

さて、この本は何かといいますと、

HeLa(ヒーラと呼びます)という生命科学を研究している人であれば、
世界中誰でも知っている超有名なヒトのガン由来の細胞株があります。
HeLaは試験管内で半永久的に増殖し、いくらでも増やすことができます。
実はHeLaはヒトの細胞として初めて試験管内での培養が成功した細胞株です。
HeLaの培養に成功するまで研究者たちはヒト細胞の培養を試みましたが失敗に終わっていました。

そしてついにアメリカJohns Hopkins Hospitalの研究者によって
ヒト細胞の培養が世界で初めて成功するのです。
この成果がもたらした影響は大きく、その後HeLaを使って多くの発見がなされることになります。

HeLaはHenrietta Lacksという黒人女性の子宮ガン組織から樹立されました。
しかし不幸なことに本人はもとより、彼女の家族もこの事実をきちんと知らされてなかったのです。
ガン組織採取後、Henriettaは子宮ガンで亡くなります。
しかし家族の悲しみをよそにHeLa細胞は無限に増殖し続け、
ヒト細胞を使って研究をしたいと望んでいる世界中の研究者に配られます。
しまいにはHeLaを工場規模で生産し、販売されるようになります。
その利益は1ドルたりともHenriettaの家族のもとにはいきませんでした。

当時のアメリカはまだ黒人差別が色濃く残っている時代でした。
なので皮肉なことにHenriettaの細胞から生まれた科学の成果の恩恵を受けたのは、
病で苦しむ多くの白人の人たちでした。

やがてHenriettaの家族はこの事実を知ることとなります。
そして、、、

まだ読み途中なのでこの先どうなるのかは??です。
中途半端でごめんなさい。

itchyは研究者のときHeLaにはだいぶお世話になったのです。
しかし背景にこんな物語があったことは恥ずかしながら知りませんでした。

日本語バージョンで読むのも良いですが、
英語を勉強したいと思ってるかたは洋書で読んでみてはいかがでしょうか。


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